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女性性 男性性 多様性

  • 執筆者の写真: Ayako
    Ayako
  • 2020年12月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年12月13日

誰しも自分の中に女性性と男性性があるらしい。



いつか読んだ本にこんなことが書かれていた。

人の中にはそれぞれ女性性と男性性があり、それぞれ考えていることや思っていることが違う。どちらかに偏らず、両方を満たしてあげるのが大切だ、というのだ。

その本にはどんなことを考えているのか、自分で診断するテストがあった。10問ほどの質問にそれぞれ右目と左目を隠して行う。どちらが女性でどちらが男性かは忘れてしまったが、この診断結果にはとてもびっくりさせられた。

というのも、どんな活動をすると幸せに感じますか?という質問についての答えがそれぞれ違ったからだ。




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女性性の私は本を読んだり旅をしたり買い物をしたり…と日常自分が思っていることを答えたのだが、男性性の私は勉強したい、と答えたのだ。

一瞬その答えにびっくりしたものの、よくよく考えてみればいつもどこかで勉強したいという気持ちがあった。

あるときは英語、あるときはスペイン語と語学が多かったが、他にもお金のことや仕事の知識などいつも頭の片隅には勉強したいという思いがあった。けれど実際には腰が重く優先順位は低いままだった。




先日アロマテラピー検定を受けるにあたり、2か月半ほど勉強する機会があった。相変わらず腰は重かったものの、とても楽しく勉強できた。

試験が終わったあとにふと、そういえばすっかり忘れていたけれど、私は勉強したいという思いがあったことを思い出した。まさに自分にとってしたいことをしているんだと実感した瞬間だった。

自分には何かが足りないと思っていた違和感の正体がやっとわかった気がした。



あまりこういった言い方はふさわしくないかもしれないが、いわゆる女性っぽいファッションを昔から好んでいた。

タイトなシルエットにスカート、レースをあしらったもの。

メイクも大好きだし、見た目だけで言うと女子だね、なんてよく言われた。

でも実際のところ、性格に関してはアクティブで男性的な部分が強く、実際の会話になると少しイメージが変わるらしい。そういうところをギャップがあるねと良い意味で言われることもあれば、中身を理解されないことをもどかしく感じたり、言われ方に違和感を感じたり。そのギャップをどういう風にうめようか悩んだ時期もあった。




でも今は違う。人の中には女性性、男性性があり、そしてその言葉をも越えてさまざまな特性がある。

はじめての印象がどうであれ、実際の性格がどうであれ、どちらにしてもどんな印象でもすべてその人の一部なんだ。

たまに一回目に好印象だった人が二回目に会ったときにがっかりすることがあったり、また逆もしかりだけれど、そういうことが起こるのは人に対して一面性しかとらえていないからだろう。



そもそも人は何面もの表情がある。

そのどれもがその人が持つものなのだからギャップだとかなんだとか考える必要はないんだ。

なんとなく勉強を始めてからそういったことまで派生して考える自分に、いかに自分が気にしていたのか実感した気がした。



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※当時読んだ本のタイトルは『あなたの内の男と女 愛と自由を手に入れる魔法』サガブリヤ・デロング著です。

今は手元にないため文章や表現に誤解や記憶違いがあるかもしれません。


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